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Arahabaki Institute of Architecture




  アラハバキ建築研究所
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すばる103 (集会所)





   ■ すばる103 (集会所) ■


旧相馬村にある、103戸の新しい住宅地(昴)のための集会所です.
こみせ-土間-広縁が芝生広場を馬蹄形に囲み、
中折れの大屋根が内部空間を大きく柔らかく包んでいます.
夏祭りの時は、大勢の人が集まって賑やかになります.
5度のワークショップによる住民の声を、建築に反映させました.

安田地区集会所設計デザイン競技 (主催:相馬村) 一等入選
掲載新聞 陸奥新報 1998年1月11日
     東奥日報 1998年1月13日



第20回東北建築賞 審査員特別賞 (主催:日本建築学会東北支部)受賞



NEWすばる正面-1
街角広場から見た、入口です.
外壁は、コンクリート打放しと珪藻土の組合せです.


NEWすばる正面-2
玄関へのアプローチです.
床には、玄昌石を埋めています.


NEWすばる正面-3
入口から見た、街角広場です.
列柱は、中まで続いています.
横の木の板は防雪柵で、津軽地方の方言で「カッチョ」と呼ばれています.


NEWすばる正面-4
玄関ポーチです.
サインは、地元の子供によるものです.


NEWすばる正面-7
街角広場から、図書コーナーへの入り口を見たところです.
左下に3本あるコンクリートの丸柱は腰掛けで、その内の一つは足洗い場の水栓を兼ねています.


NEWすばる広場-0
北側からの、芝生広場へのアプローチです.


NEWすばる広場-1
既存の築山から見た、芝生広場側外観です.
「こみせ」が、広場を囲むようにしているのが分かると思います.
この広場では、毎年、夏祭りが行われます.
ここからは、岩木山が見えます.


NEWすばる広場-2
南側からの、芝生広場へのアプローチです.
こちらからは、スロープで入ることが出来ます.


NEWすばる広場-3
「こみせ」から見た芝生広場です.


NEWすばる広場-4
コンクリートで造られた、外流しです.


NEWすばる広場-5
広縁への入り口です.
内部は、広い土間となっています.


NEWすばる広場-6
「がやがや」の前の「こみせ」です.
ここは、多様な使い方が出来るよう、広く確保しています.


NEWすばる夜景-1
夜景です.
鉄筋コンクリートの柱が荷重を受けますので、広場に対し、壁のない開放的な作りにする事が出来ました.


NEWすばる夜景-2
もう少し暗くなってきました.


NEWすばる中-2
広縁の土間です.
お祭りなどの時には、ここに沢山の靴が並びます.
床の星形は、旧相馬村のシンボルマークです.


NEWすばるがやがや-1
「がやがや」から見たこみせです.
大きな引戸は、全て、壁に引き込む事が出来ます.
広い「こみせ」もありますので、内と外の往来が自由活発に行われています.
それから、「がやがや」はワークショップで提案された室名で、この他、「わいわい」「のほほん」「ことこと」の室名があります.


NEWすばるがやがや-2
「がやがや」内観です.


NEWすばるがやがや-4
「がやがや」の天井です.
テンション材の鉄筋を入れることで、軽やかな構造とすることができました.


NEWすばる中-1
玄関です.


NEWすばる中-3
広縁から見た廊下です.


NEWすばる中-5
「わいわい」の入口です.
室名札は津軽塗です.


NEWすばる中-6
「のほほん」です.


NEWすばる中-7
洗面からトイレを見たところです.


NEWすばる模型-2
「がやがや」の構造模型です.
鉄筋コンクリートの列柱とテンション材の鉄筋などの組合せにより、軽快な構造となりました.


NEWすばる模型-1
全体模型です.


NEWすばる祭-3
夏祭りの様子です.


20060125155217.jpg



■ 東北の建築家たち
  東北の建築家たち 2001年4月発売
  発行所 株式会社 建築画報社

20070920163426.jpg

20070920163447.jpg

  四季彩館 と すばる103が、事務所の作品として掲載されています


他にも雑誌に掲載されたものがあります.
  ここをクリックしてください



所 在 地  弘前市昴(旧相馬村)
延床面積  369㎡
構造規模  木造平屋建て一部鉄筋コンクリート構造
施工会社  (株)白浜組
竣  工  1998年8月


次の仕事 「松 ヶ 枝 の 家 ( 増 築 ) 」 へ。


ここに掲載されている写真などの著作権はアラハバキ建築研究所にあります.
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  1. 1998/08/01(土) 00:00:00|
  2. 仕事・・・公共建築|
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