■ 自由ヶ丘の家 (ワンルームハウス) ■最小限の素材と最小限の間仕切り壁、現しの構造材で、
開放的であずましい内部空間を創りました.
家族の距離感が近い、ほとんどワンルームに近い、明るく開放的な住宅です.
木構造の内部に挿入されたコンクリートボックスの内部は、真っ白に仕上げられた浴室・洗面・トイレです.

道路側正面から見たところです.
南側は、深い庇としています.
外部は、ほとんど全てが真っ黒です.
外壁は、いわゆるガルバリウム鋼板の波板を横に貼った物です.

遠くに岩木山が見えます.
2階の庇の出は、手前は長く(1800㎜)、奥に行くに従って短く(750㎜)しています.

濡縁から内部を見たところです.
引違い窓の上部は、耐候性の強いポリカーボネート波板と、ハーモニカ構造のポリカーボネート複層板(ツインカーボ)で構成されたもので、全部で3層あります.
外壁の波板と窓部分の波板を重ねただけの、大工工事で作られたローコスト断熱窓です.

勝手口です.
上は、2.5帖のバルコニーになります.

玄関です.
玄関の奥に、外部倉庫が見えます.

防腐剤を加圧注入した青森ヒバの濡縁です.

2階軒天です.

南西から見たところです.

西から見たところです.
リビングと浴室に面したバスコートが見えます.
雪は、緩勾配の屋根にそのまま載せています.

バスコートです.

夕景です.

玄関です.
下足箱は、中が透けて見えるようにしています.

リビングを玄関側から見たところです.
床は、構造材を床用に加工したもので24㎜あります.
天井も構造現しです.
床も壁も天井も構造現しなので、いわゆる仕上げ材はありません.

階段左のコンクリートボックス内部はトイレ兼洗面兼浴室です.
リビングとはガラスで仕切られています.
キッチンの収納も、中が見えるようにしています.

リビングからコンクリートボックスを見たところです.
洗面の左側に、バスコートが見えます.
外壁は外断熱としましたので、構造現しにしました.

リビングから、濡縁と玄関を見たところです.
窓側を一部吹抜けにしています.
床下暖房を採用していますので、掃き出し窓の手前にあるスリットから暖かい空気が流れてきます.

夕景です.

コンクリートボックス内の洗面から、ガラス越しに見たリビングです.
洗面器は、理科の実験用です.
左にトイレが見えます.

浴室から、バスコートを見たところです.
洗面と浴室は、シャワーカーテンで仕切っていますので、普段は広く使えます.
床暖房を施しています.

2階から1階方向を見たところです.
ロフトは、子供の遊び場となっています.
吹抜けに半間毎に梁をかけていますので、あまり大き過ぎない、スケール感が心地よい空間となっています.
床は、24㎜の床下地材で、普通はその上に仕上げを貼るのですが、ここでは、そのまま現しにしています.
奥にバルコニーが見えます.

寝室から、子供部屋を見たところです.
2階天井も、構造現しにしています.
家族の距離感がとても近いので、子供が成人してからも、仕切りを付けていません.

構造模型です.
2階南側の庇の出が、左右で異なるのが分かるでしょうか.

この住宅はリプランという住宅雑誌に2度に渡って掲載されました.
■ 自由ヶ丘の家 リプラン 2019年10月発売 Vol.66
編集発行 株式会社 札促社
2004年に一度掲載されたものです.
雑誌社から、「その後、どのようにこの家が成長したのか取材をしたい」と連絡がありました.
家族が年齢を重ねるとともに、家もどのように変わったか、或いは変わってないのか、気になる建物だったようです.




■ 自由ヶ丘の家 リプラン 2004年10月発売 Vol.6
編集発行 株式会社 札促社

表紙にも採用して頂きました



他にも雑誌に掲載されたものがあります.
ここをクリックしてください所 在 地 弘前市自由ヶ丘1丁目
延床面積 107㎡
構造規模 木造2階建て
施工会社 倉水建設(株)
竣 工 2003年5月
次の仕事
「グ ル ー プ ホ ー ム ベ ル フ ラ ワ ー」 へ。
ここに掲載されている写真などの著作権はアラハバキ建築研究所にあります.
スポンサーサイト
- 2003/05/01(木) 00:46:35|
- 仕事・・・住宅|
-
トラックバック:0|
-
コメント(-)