■ 桔梗野1丁目の家 (改装) ■この住宅の抱えていた大きな問題は、雪と、劣悪な生活環境でした.
屋根は、ほとんどが敷地奥方向への勾配でしたので、自然落下した雪が高々と堆積し、大変な状況でした.
雪止めを設置し、屋根の上に溜めておけばいいのですが、屋根構造が脆弱なため、それも困難でした.
又、一部屋根が前面道路方向への勾配だったため、毎朝のように雪掻きするのが大変でした.
そこで、屋根構造を補強し雪止めを付け、屋根勾配を奥方向への片流れにする事で、雪問題を解決しました.
1階内部は、これまで部分的なリフォームが行なわれていましたが、根本的な問題解決は、行なわれていませんでした.
そこで今回は、1階内部をほとんど全面解体しました.
8本の邪魔な柱を撤去し、寒い廊下をなくし、6帖しかなかったリビングを、キッチンも含め16帖にまで広げました.
構造補強、断熱改修、高性能サッシへの取替え、バリアフリー化、設備類の更新など住宅性能の基礎的な問題解決も、同時並行で行ないました.
機能的で、安心して生活の出来る、心地よい生活環境になったと思います.
ほとんど使用しない2階は、一部の改修にとどめました.

東北方向から見たところです.
外壁上部のシルバー部分の屋根勾配を反対にしました.
1階道路に面する面には、構造としての壁はありませんでした.
今回は、筋交入りの壁を確保し、耐震補強しています.

南東方向から見たところです.
外壁モルタルのクラックを補修し、再塗装して印象を一新しました.

増築は、1階道路側部分のみです.
玄関屋根は、勾配屋根ですが無落雪です.
雪は落ちませんし、雨は左側に流れます.

玄関詳細です.
メーカーにより「デザイン」された玄関建具を嫌い、一般の引違い断熱サッシに乳半の飛散防止フィルムを貼った物を使っています.
鍵は、防犯性の高いものを付けています.

階段がどうしても必要なため、ステンレス製の手摺を設けました.

玄関です.
玄関上部の使われていない廊下を潰し、吹抜けにしました.
窓の上部は開きますので、熱気抜きにもなります.

リビングから玄関を見た所です.
下足箱は、しな合板による製作です.
玄関ー外部の建具には、普段はコンパクトにたたむことの出来る網戸も付けています.
玄関ーリビングの建具には、気密性と断熱性を持たせました.

リビングから東方向を見たところです.
左から、寝室を兼ねた和室、玄関、納戸が見えます.

和室からリビングを見たところです.
リビング飾棚には、TV台の機能も持たせています.
窓巾は1.5間から1間に縮めましたが、窓の上端を以前より450㎜高くしたので、むしろ明るくなった印象です.

リビングのキッチン方向を見たところです.
リビングの飾棚とシステムキッチンとの間の隙間には、既存のFFストーブを置きます.
右端に見えるのは、既存のユニットバスです.

テーブルと、食器戸棚を兼ねた家具です.
食器戸棚の空洞部分には、炊飯器と電子レンジを置くように工夫しています.

左端の引違い戸は、左がトイレで、右が階段に繋がります.
右に見える和室とは、天井までの高さの2枚引戸で仕切っています.

リビングから見た、寝室を兼ねた和室です.
飾棚は、大容量の上部扉部分、TVや普段使うものを置くオープン部分に分けています.
広がりを感じられる様、下を空けています.

和室の仏壇置場と押入です.


8本の柱を撤去し、余計な廊下をなくしたので、全体がワンルームのような住いになりました.
寒さの侵入口となる玄関と階段は、気密性の高い引戸で仕切っています.

所 在 地 弘前市桔梗野
竣 工 2014年4月
施工会社 株式会社工藤工務所
次の仕事
「ザ・クルーザ−オフィス2013」 へ。
ここに掲載されている写真などの著作権はアラハバキ建築研究所にあります.
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- 2015/03/07(土) 15:53:05|
- 仕事・・・リフォーム(住宅)|
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