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Arahabaki Institute of Architecture




  アラハバキ建築研究所
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城南1丁目の家 (改装)





   ■ 城南1丁目の家 (改装) ■


密集住宅地に建つ、築42年、延床面積25坪の在来木造住宅のリフォームと、3坪の増築です.
16年前に、外壁をリフォームしています.
施主は、ここに一人で住む母と同居することにしましたが、同居するには狭く、機能的な面で何かと不便でした.
しかも残念なことに、建て直すためには前面道路巾が狭いため、法規的に無理がありました.
そこで、確認申請不要の範囲で、リフォームと増築することにしました.
1階内部は、ほとんど全面解体しました.
7.5帖しかなかったリビングは、撤去可能な壁や柱を撤去し、収納を含め18.3帖にまで広げました.
増築は、若夫婦の寝室です.
脆弱な構造を補強し、皆無だった断熱材もしっかり充填しました.
さらに、高性能サッシへの取替え、バリアフリー化、設備類の一新など住宅性能の基礎的な問題解決も、同時並行で行ないました.
狭いながらも、機能的で、心地よい生活空間になったと思います.
2階は、一部の改修にとどめました.


城南1外部-1
南西から見た外観です.
左端は、16年前にリフォームした外壁のままです.
中央部分は、窓形状も変えましたので、外壁も張り替えました.
右端は、増築した部分です.


城南1外部-2
リビング前の濡縁です.
南隣の屋根からの落雪も多いため、簡単に雪囲いが出来るように工夫しています.


城南1外部-3
既存と増築です.
外壁は、既存に馴染むよう、少し茶色を帯びたシルバー色です.


城南1外部-4
隣家の庭から見たところです.
既存2階屋根には、太陽光発電を新設しました.


城南1外部-51
増築部分の詳細です.
低く抑えた単純な切妻屋根で、既存屋根の下に入り込むような形状にしています.


城南1内部-2
リビングから増築方向を見たところです.
左にキッチンと収納が見えます.
増築入口部分に見える黒い柱は、既存床柱を再利用したものです.
右側天井に見える棒状のものは、上げ下げ式の物干しパイプです.


城南1内部-1
リビングのキッチン側を見た所です.
右半分の手前はTV置場で、裏は食器戸棚置場になっています.


城南1内部-3
増築寝室の押入を見たところです.
切妻屋根に合わせ、天井は舟底天井としました.


城南1内部-4
増築寝室の南東方向を見たところです.


城南1内部-5
増築寝室の南側を見たところです.
ビルトインのFFストーブを、暖房としました.
ロールブラインドは、シースルーと遮光の2列としています.


城南1内部-6
増築から既存を見たところです.
正面に見える暖房器具は、既存再利用で、煙突はこれから設置します.


城南1内部-7
既存部分の寝室で、6帖の和室です.
この部屋は、基本的な構造は、いじっていません.
2本の既存柱が見えます.

城南1内部-8
在来工法で造られた、1坪弱の浴室です.
階段の下なので、天井が斜めになっています.
サッシは既存のままです.


城南1現況



所 在 地   弘前市桔梗野
竣  工   2014年9月
施工会社   株式会社西村組


次の仕事 「桔梗野1丁目の家(改装)」 へ。

ここに掲載されている写真などの著作権はアラハバキ建築研究所にあります.




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  1. 2015/03/10(火) 12:15:22|
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