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Arahabaki Institute of Architecture




  アラハバキ建築研究所
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清原1丁目の家 (改装)





   ■ 清原1丁目の家 (改装) ■


築19年、延床面積39.5坪の在来木造住宅のリフォームです.
施主は、遠方に住む高齢の叔母を引き取り、面倒を見ることにしました.
叔母は車椅子に頼る生活でしたので、1階を生活空間にする必要がありました.
しかし、元々が2階にリビングのある形でしたので、狭い部屋しかない1階を大改造して対応する事にしました.
そこで、1階の内部をほとんど全面解体し、17.3帖の寝室も兼ねたリビング空間を確保しました.
それでも狭いため、キッチンと廊下を兼ね、5.9帖の広がりを確保しました.
水廻りもガラリと変え、車椅子利用者も健常者も利用しやすいようにしました.
2階も、仏間を造る等、一部改造しています.


清原1外観-1
南西側外観です.
全体の形は変えていません.
錆の出た屋根を葺き替え、外壁を再塗装し、印象をがらりと変えました.


清原1外観-2
北西側外観です.
この建物の外壁は、今は販売されていないラップサイディングを使用していました.
そこで、リフォームに伴い壁をいじった部分は、裏面のラップサイディングをはがして再利用しました.


清原1内部-11
キッチンから見た玄関です.
片開きの玄関ドアは、開口巾を広げ引違い戸にしましたので、車椅子での往来を楽にしました.
又、全面ガラスなので、とても明るくなりました.
キッチンと玄関とは、片引き戸で仕切りましたので、生活空間が寒くなることはありません.


清原1内部-2
廊下を兼ねたキッチンです.
正面は洗面で、入口は2枚が連動して引込まれる片引き戸です.


清原1内部-3
リビングから真直ぐ入ることが出来る、トイレです.
ここも、2枚連動の片引き戸で、出入口の広さを確保しました.


清原1内部-4
北側から見たリビングです.
1.5間x5.5間の細長い空間を、寝るところ、寛ぐところ、食事するところ、介護者の寛ぐところと、緩やかに区分けしています.


清原1内部-6
南側から見たリビングです.
中央の四角い開口の向こう側がキッチンで、ロールブラインドで緩く仕切ることが出来ます.
カーテンの向こう側が、介護者の寛ぐところです.


清原1内部-5
必要に応じ、4枚引き込み戸でリビングを仕切ることも出来ます.


清原1内部-7
2階に移設した仏間です.
元々は個室とトイレでした.
床柱等は、1階のをそのまま再利用しました.
縁なし畳なので、広く見えます.


清原1現況



所 在 地   弘前市清原
竣  工   2014年11月
施工会社   株式会社西村組


次の仕事 「野里のガレージ」 へ。


ここに掲載されている写真などの著作権はアラハバキ建築研究所にあります.




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  1. 2015/03/13(金) 16:58:21|
  2. 仕事・・・リフォーム(住宅)|
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