■ 銀杏の家 (スキップフロアの家) ■5つのレベルを持つ、スキップフロア型住宅です.
正面は雪処理を考慮して無落雪屋根としていますが、
奥は切妻屋根の平屋で屋根構造を現しにしています.
配置は、既存の庭(大石武学流)を生かした形としています.
オール電化住宅です.
掲載新聞 東奥日報 2003年11月3日
土淵川から見た外観です.
下から、コンクリート打放し、左官仕上げ、防火構造の木仕上げで、構成されています.
除雪作業を軽減するため、庇は大きくし、鉄筋コンクリート構造の駐車スペースも道路際まで延ばしています.
元々の擁壁材である大谷石は、奥のバスコートなどで再利用しています

夕景です.
敷地の段差を利用し、全部で5層のスキップフロア構造になっています.
右下が半地下の駐車スペース、左下が1階、右中央が中二階、左上が2階、右上がロフトになります.

玄関ポーチを見たところです.
既存の植栽は、出来るだけ生かしています.
2階からバルコニーへ降りるためのブリッジが見えます

駐車スペースの屋上を生かしたバルコニーで、子供室につながっています.
窓の上部には、西日除けの有孔折板を取付けています.

段差を解消するため、スロープとしている北側通路です.
手前が無落雪屋根の2階建て、奥が切妻屋根の平屋です.
左官壁に入っている横のラインは、壁のクラック防止のためのものです.

奥庭からの外観です.
庭は、道路から半階分高いレベルになっています.
右の石は、道路側の擁壁として使われていた大谷石を再利用した物で、バスコート(浴室の為の庭)を囲っています.

リビングに面した濡縁です.
庭を眺めるため、斜めにしています.

玄関です.

和室です.
天井照明は、節無しの構造用合板にアクリル板を載せただけです.
障子は、断熱効果の高い太鼓張りとしました.

書斎から、リビングとキッチンを見たところです.

リビングの北側です.

リビングの天井です.
普通は、水平の木製梁が入るのですが、圧迫感があるので鉄筋材を使用しています.
4つの天窓を設けました.

居間から既存の武学流の庭を見た所です.
断熱性と気密性の高い木製引分け窓を開けると、庭と一体化します.
床は、ムクのパインフローリングです.

リビングの夜景です.

家具の入った状態です.

角度を変えてみました.

バスコートのある浴室です.

階段から、2階と1階書斎を見たところです.

子供室前のピアノホールです.
左の窓は外側が透明ガラスで、内側が複層のポリカーボネート板(ツインカーボ)になっています.
全部で3層構造の高断熱窓です.

2階から中二階の子供室前のピアノホールとロフト方向を見た所です.
天井は節のない構造用合板で、厚さは9mmあります.
黒い部分は、同じ構造用合板を黒く染めた物で、内部は子供部屋とロフトになっています.

2階オープンスペースです.
ここから、ブリッジを通ってバルコニーへ降りていくことが出来ます.
土淵川沿いの眺めも、堪能できます.

ロフトのある子供室です.

2階寝室です.

所 在 地 弘前市徒町川端町
延床面積 178㎡
構造規模 木造2階建て 一部鉄筋コンクリート構造
施工会社 (株)村上組
竣 工 2002年8月
次の仕事
「県 営 住 宅 山 田 団 地」 へ。
ここに掲載されている写真などの著作権はアラハバキ建築研究所にあります.
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- 2002/08/01(木) 00:00:00|
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