■ 光城の家 (ローコスト住宅) ■居住環境のレベルを落とすことなく、
無駄を極限まで削ぎ落とした、ローコストでコンパクトな住宅です.
屋根は、最も単純な形状の片流れ勾配屋根です.
外壁は、耐候性の非常に強いガルバリウム鋼板を、最も安い加工法である波板仕上です.
断熱は、OSBの上に外断熱にしましたので、内装仕上は省略し、OSBと間柱をそのまま現しにしています.
それに、階段下に組み込まれた1台のFF式ストーブで、家全体の暖房をまかなっています.
面積的に無駄な廊下はありませんし、吹抜もありません.
無駄な物をそぎ落したことで、かえって、豊かな空間に導かれた気がしています.

北東側外観です.
一部の外壁をポリカーボネートの波板で仕上げています.
鉄板もポリカーボネートも同じ波形状なので、ローコストで窓を設ける事が出来ます.
内部は、透光性がありながら断熱性のある、ツインカーボというもので仕上げています.

東側外観です.
緩い片勾配の屋根と、大きな庇が特徴です.

南西側外観です.

リビングです.
壁はOSBと言われる構造用合板で、床はしな合板です.

2階階段室です.
外断熱ですので、間柱と断熱材下地のOSBがそのまま見えています.
OSBは、風や地震などの横からの力に対し、非常に強い構造材です.
所 在 地 平川市光城5丁目
延床面積 86㎡
構造規模 木造2階建て
施工会社 古川建築
竣 工 1999年6月
次の仕事
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ここに掲載されている写真などの著作権はアラハバキ建築研究所にあります.
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- 1999/06/01(火) 00:24:06|
- 仕事・・・住宅|
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